試験前日と試験当日は???

前回で「当期純利益

までの計算が終了しました。

 

ここまで来ると

試算表から精算表ができ、

損益計算書貸借対照表

も出来上がる

と思います。

 

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試験前日にするべき事として、

①受験票、筆記用具等

 持ち物チェック

②受験会場までの交通手段、

 経路の確認

③苦手項目のチェック

④十分な睡眠

⑤寝る前のビジュアライゼーション

 

理由として

①前日から準備しておくことで、

当日に慌てる必要がなくなる。

②グーグルマップ等で

場所を確認しておくことで、

交通トラブルにも

対応可能となる。

③全ての項目をチェックすると

むしろ不安になるので、頻繁に

間違った箇所に限定する。

④寝すぎても良くないのですが、

寝不足はもっと悪い。今までの

努力をフルに発揮するため。

⑤脳に仮想体験を施す。

自分が合格したイメージを

強く浸透させる。

YouTube

「ビジュアライゼーションの力」

を検索し、動画視聴する。

 

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試験当時にするべき事として、

①テキストの持ち込みは

 最小限度に限る。

②余裕を持って出発する。

③食べ物、飲み物にも

気を付ける。

④朝一のビジュアライゼーション

 

理由として

①重い思いして沢山持ち込んで

も限られた時間と雰囲気に飲

まれて復習出来ないケースが

多々あり、逆に気持ちに余裕

が無くなる。

②交通トラブルにも対応可能

となる。会場には遅くても

30分前には到着していたい

ですね。落ち着くため。

③体調不良だと、試験に集中

できない。

④脳への仮想体験により、

気分アゲアゲで試験に望む。

 

更に

試験開始後は、

①全試験問題を一通り目視

する。

頭から順番に回答していこう

と考えない。

②慌てず、解るところから

回答していく。

限られた時間で効率よく。

③少しでも時間が掛る

ところは後回しにする。

④時間配分、点数配分を

考える。

試算表、精算表等は時間が

掛るが高配点なので時間的

余裕が必要。

仕訳で着実に点数を稼ぐ

のだが、難しい問題は後回

しにする。

⑤全問正解を目指さない、

合格点を目指す。

合格すれば何点だろうが

問題ないのだから。

 

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これまで

20記事、お付き合い下さいまして

ありがとうございました。

 

皆様が

日商簿記3級を合格し、

次のステップに進める事を

祈願します。

 

 

決算仕訳で絶対!! 必要なもの

前回は純粋な利益

売上総利益(粗利益)

の使い道について

でした。

 

要は

販売費及び一般管理費

(以下「販管費」という。)

についてでした。

 

今回は

消費税及び地方消費税

(以下「消費税等」という。)

法人税及び地方法人税

法人県民税等、

法人市民税、

(以下「法人税」という。)

についてです。

 

資産・負債もそうですが、

収益・費用にも順番が

有ります。

 

日商簿記3級の

段階では

そこまで学ばなくても

大丈夫です。

 

しかし実務上は必要

となるので、

時間・記憶力に

余裕がある方は

覚えておくのも

良いかと思います。

 

 

販管費の後に続くのが

受取配当金、

受取利息、

雑益(雑収入)、

などの営業外収益

 

支払利息、

雑損(雑損失)、

などの営業外費用

 

更に

固定資産売却益、

償却債権取立益、

などの特別利益

 

固定資産売却損、

固定資産圧縮損、

などの特別損失

 

が続きます。

 

それぞれの勘定科目

の概念については、

各人で確認して下さいね

 

難しいと思わないで下さいね

 

ここまで来ると

税引前当期純利益

と言うものが

算出されます。

 

これに法人税等が

課税せれます。

 

そして

当期純利益

が算出されます。

 

これが

プラスの場合には

黒字

マイナスの場合には

赤字

というます。

 

1年間の成果が

明確になる瞬間です

 

この金額に

銀行、税務署、利害関係者

が注目しています。

 

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消費税等と法人税等の

計算ですが、

 

まず

消費税等を計算します。

税抜き経理」と「税込み経理

があります。

 

まずは

税抜き経理の場合です。

仮払消費税」と「仮受消費税

清算が必要になります。

 

仮受消費税は、売上などの収入に

係る消費税等です。

仮払消費税は仕入などの費用に

係る消費税等です。

 

計算した結果

仮受消費税の額が

仮払消費税の額を

超える場合には、

追加で消費税等を

納める事になり、

未払消費税等

という勘定科目を

使用します。

仮受消費税と未払消費税は

負債ですので、

定位置は右側です。

仮払消費税は資産ですので、

定位置は左側です。

仮受消費税と仮払消費税は

マイナス

未払消費税はプラスです。

左側;仮受消費税 ○○円

右側;仮払消費税 △△円

右側;未払消費税 △△円

左側と右側の合計額は一致します。

 

まれに

仮払消費税の額が

仮受消費税の額を

超える事が有ります。

 

機械や車両運搬具などの

設備投資をした時などです。

 

その場合は

「未収還付消費税等」

という勘定科目を

使用します。

 

日商簿記3級では

使用しませんので、

 

仕訳も省略します。

 

興味がある方は

ご自身でご確認くださいね。

 

次に

税込み経理の場合です。

ここでは

「仮払消費税」や「仮受消費税」

の勘定科目は使いません。

 

計算して算出された金額を

左側;租税公課 ○○円

右側;未払消費税等 ○○円

と計上します。

 

租税公課費用なので、

定位置は左側です。

 

費用と負債のプラス

です。

 

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先に消費税等を

計算するのは、

上記のとおり

税込み経理

の場合には、

租税公課という

費用の追加が

生じることと。

税抜き経理

の場合には、

100円未満の端数処理

により

雑収入や雑損失

が生じること。

これにより

税引前当期純利益

金額に相違が生じる

ためです。

 

税込み経理や、

100円未満の端数処理は

日商簿記3級では

出題されませんが、

実務上は当然のこと

なので、頭の片隅に

置いといて下さいね。

 

そして

消費税等の処理が終わり

ましたら、

法人税等を計算します。

 

使用する勘定科目は

法人税

法人税、住民税及び事業税)」、

未払法人税」、

です。

 

法人税

法人税、住民税及び事業税)は

費用なので定位置は左側です。

未払法人税等は負債なので

定位置は右側です。

費用と負債のプラス

です。

 

左側;法人税等 ○○円

右側;未払法人税等 ○○円

 

勿論ですが、

消費税等と同様に

「未収還付法人税等」

で処理する場合があります。

 

日商簿記3級では

使用しませんので、

 

仕訳も省略します。

 

興味がある方は

ご自身でご確認くださいね。

 

決算仕訳で法人税等、消費税等の

処理は必要なものですが、

 

税務上、

支払った日の属する期間に

費用計上する事が出来ます。

 

期間損益という考え方

からすれば、

前期の収益・費用等に係る

法人税等や消費税等を

翌期に計上するのは

会計人としては

好ましくないので、

必ず処理する事が肝心です

 

 

 

 

 

純粋な利益の使い道 あれこれ???

前回は

「売上」から「売上原価」

引いて

売上総利益

つまり「粗利益

を算出しました。

 

純粋な利益が

導きだされました。

 

今回は、純粋な利益をの使い道

についてです。

 

「費用」の内訳です

費用なので定位置は左側

です。

 

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企業により使用する

勘定科目はまちまち

ですが、

参考として載せます。

 

商品を仕入れる際には、

商品を配送してもらいますよね。

 

配送に係った費用は

発送費」とか、「運送費」とか

です。

 

届いた商品は保存・管理

しなければなりません。

その理由は「棚卸」の

処理の問題があるからですね。

 

店舗内に保管できない場合は

倉庫を借りたりするでしょう。

タダではないですよね。

 

倉庫使用料は

地代家賃」とか「支払家賃」とか

です。

 

真っ暗な処での作業は辛い

ですよね。

電気を付けますよね。

のどが乾いたら

水を飲みますよね。

トイレを使用したら

水を流しますよね。

寒い場所での作業は辛い

ですよね。

暖房しますよね。

 

電気、水道、ガスなどの

使用した際の費用は

水道光熱費」です。

 

商品の注文に電話を

架けたり、

ファックスを送受信

したり、

郵便物を発送する時

に切手やレターパックなど

を使用したりしますよね。

 

通信費」です。

 

業務上、電車等で出張したり、

用務先に宿泊したり、自動車

移動にガソリンを給油したり、

高速道路を使ったりしますよね。

 

旅費交通費」です。

 

自社所有の土地や店舗に

毎年、固定資産税が

かかります。

契約書を作成したり、

商品を販売し、

代金を受領すると

その金額により

収入印紙がかかります。

 

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租税公課」です。

 

企業や商品の事を

沢山の人に

知って欲しいので、

チラシを作ってもらったり、

ラジオやテレビで宣伝して

もらったりしますよね。

 

広告宣伝費」です。

 

ボールペン、消しゴム、

メモ帳など日頃の事務には

必要となるものですよね。

 

消耗品費」です。

 

企業によっては

1万円未満を

「事務消耗品費」

1万円以上を

「備品消耗品費」

としている処も有ります。

 

企業が商売を続けていくには

従業員を雇いますよね。

タダではないですよね。

 

給与」とか「給料」とか

従業員給与」です。

 

役員に対しての分は

どうなるのか。

 

役員報酬」です。

 

従業員は「雇用契約

役員は「委任契約」

なので勘定科目は

しっかりと区別しましょうね。

 

そして従業員や役員からは

社会保険料や厚生年金保険料を

もらいます。

更に従業員からは任意ですが、

雇用保険料をもらいます。

企業は従業員に労働保険料

かけます。

 

それらは全て

法定福利費」です。

 

従業員や役員の

結婚、出産などの

祝い金

入院、不幸などへの

見舞金

忘年会、新年会、功労者

などへの出費

厚生費」とか

福利厚生費」です。

 

お得意先、仕入先、その他関係者への

接待、贈答、供用など

交際費」とか

接待交際費」です。

 

余談ですが、

この科目は必ず区別して下さいね。

他の科目で仕訳している中でも

注意が必要です。

なぜか?

税務調査で必ずチェックされます。

そして否認し易いからです。

 

その他の費用は

雑費」です。

 

面倒だからと言って

「雑費」にしないで下さいね。

 

区別できる場合は

必ず適切に仕訳することが

肝心です。

 

出来上がった損益計算書

やがては

税務署、銀行、利害関係者

などの目に留まります。

 

その時に

「なんじゃこりゃ~~~」

とならない様に、誰が見ても

恥ずかしく無い物にしましょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

純粋な利益は、ここが重要!!

前回は損益計算書で言うところの

「売上」についてでした。

 

今回は「売上原価」についてです。

 

売上原価は

・期首棚卸高(別の表記方法あり)

仕入(別の表記方法あり)

・期末棚卸高(別の表記方法あり)

から構成されています。

 

売上から売上原価を差し引く

ことで「売上総利益

つまり「粗利益」が

算出されます。

 

純粋な利益

です。

 

商品を購入し、販売した

その結果により

「儲け」が幾らになったか

を知ることができます。

 

この金額が

プラスならば

商売として成り立っているし、

マイナスならば

今後、

継続するかしないかを

検討しなければなりません

 

「棚卸」ですが、

日々、その都度

商品を仕入れますが、

売れずに期末に残って

しまう事が、

実務上、普通に生じます。

 

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その場合、

仕入」という費用の

ままにしとくことは

できないのです。

 

当期の費用は当期の収益

ここでは「売上」に

対応させなけらばならない

という考え方があります。

 

そう

費用収益対応の原則

です。

 

その為、

最低でも

期末に在庫確認を

しなければなりません。

 

実務上は、

毎月、3カ月ごと、半年ごと

企業によって

まちまちです。

 

必ず行っている「棚卸」作業

です。

 

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それを数字で見える化

する際に使用する勘定科目が

期末棚卸高」です。

相手勘定は

商品」です。

商品は資産なので左側

期末棚卸高も費用なので左側

が定位置です。

 

資産のプラス

費用のマイナス

です。

 

左側;商品 ○○円

右側;期末棚卸高 ○○円

 

そして繰り越した棚卸は

期首において「期首棚卸高」

で費用に戻して上げます。

 

期末に

費用から資産に振替えた金額を

期首に

資産から費用に戻してあげます

 

このことによって

費用と収益を期間対応可能

にする事が出来ます。

 

相手勘定は

「商品」です。

 

期首棚卸高は費用なので

定位置は左側です。

 

資産のマイナス

費用のプラス

です。

 

左側;期首棚卸高 ○○円

右側;商品 ○○円

 

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期中の取引で

商品を購入した際は

常に「仕入」勘定を

用います。

 

商品だからと言って

「商品」勘定を使用

してはいけません。

注意して下さいね

 

文中に出ている言葉で

不明なものは

ググって下さいね。

 

自ら学ぶことで、

より理解度がアップします。

合格への道を進んで

いきましょう。

損益計算書で1番大切な取引は?!

今までは

貸借対照表に関する部分を主として

取り上げてきました。

 

このことは

損益計算書をないがしろに

して来た訳では有りません。

 

どうしても

重要かつ基本的なのは

「お金」に関する取引

だからです。

 

むしろ

「お金」に関する取引

を整理するために

「簿記」があると

私は思っています。

 

がしかし、

日々の取引には

損益計算書に直結する

取引が沢山あります。

 

なので、関係する取引

について取り上げたいと

思います。

 

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私が損益計算書

一番重要な勘定科目と

思っているのは、

売上」です。

 

企業や個人事業主

慈善事業、ボランティア

として商品やサービスを

提供している訳では

ありませんよね。

 

また、

そこに関わった人々に

タダで働いて貰っている。

ということもないですよね。

 

ごく稀に、無償という場合

もありますが、大方は有償

ですよね。

 

有償無償に限らず「簿記」、

つまり「仕訳」が発生します。

 

「無償」の場合には

提供者の場合には「寄付金」とか

受益者の場合には「受贈益」とか

必ず、何らかの仕訳は発生します。

 

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まずは、商品やサービスを提供した

場合には、「売上」という勘定科目

を使用します。

 

現金や預貯金で回収した場合には

現金預貯金資産なので左側

売上収益なので右側

が定位置です。

現金預貯金プラス

売上プラス

です。

左側;現金(預貯金)○○円

右側;売上 ○○円

の仕訳になります。

 

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もしも、掛け(付け)だった場合には、

現金や預貯金の代わりに売掛金

なります。

 

売掛金資産なので

左側が定位置です。

 

売掛金プラスです。

 

左側;売掛金 ○○円

 

もしも、小切手で回収した場合には、

「他人振出小切手」と

「自己振出小切手」では

使用する勘定科目が違うことを

既にお伝えしています。

改めて復習として

 

他人振出小切手の場合は

現金」を使用します。

自己振出小切手の場合は

当座預金」を使用します。

 

現金も当座預金も資産なので

左側が定位置です。

仕訳は上記と同様なので、

省略します。

 

売上右側です。

 

もしも、約束手形為替手形

回収した場合には、

これも先ほど同様に

「他人振出」と「自己振出」

では使用する勘定科目が違います。

 

他人振出の場合は

受取手形

自己振出の場合は

支払手形

 

受取手形資産なので左側

支払手形負債なので右側

が定位置です。

 

受取手形の場合の仕訳は

上記と同様です。

支払手形マイナス

なので

 

左側;支払手形 ○○円

 

となります。

 

なお、

受取手形や支払手形の

期日が到来した時や

割り引いた時

には

 

左側;当座(普通)預金 ○○円

右側;受取(支払)手形 ○○円

 

となります。

 

 

売上に対しての取引においては

未収入金」の勘定科目を

決して使用してはいけません。

 

全く性質が異なりますので

厳重注意して下さいね。

 

売上の取引について

再度、復習をして下さいね。

 

 

 

 

 

 

期末にやるべきこと!! part3

今回は「未収収益」と「未払費用

についてです。

 

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当期の収益のうち未収分に

なっている場合、

未収収益」で処理します。

 

方や、

 

当期の費用のうち未払分

になっている場合、

未収費用」で処理します。

 

ここで混同して欲しくない

のですが、

売掛金」と「買掛金」

と何が違うのか?

です。

 

売掛金と買掛金は

本来の商品の販売(仕入)や

サービス提供等した事

により発生するものですが、

 

未収収益と未払費用は

期末に於いて当期に

計上しなければならない、

一時的なものです。

 

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この違いを理解できないと、

理屈では解っていても???。

頭の中で整理できずに、

悶々とする事になります。

 

未収収益の例としては、

知人、友人等に現金を貸付していた

場合、認定利息を計上しなければ

なりません。

 

未収収益資産

受取利息収益です。

 

定位置は、

未収収益左側

受取利息右側

です。

 

未収収益のプラス

受取利息のプラス

です。

 

例えば

A社に対する認定利息

を100円計上する。

回収は翌期とする

とした場合。

 

未収収益(左側) 100円

・受取利息(右側) 100円

 

未払費用の例としては、

借入金の利息200円を

来期に支払う場合。

 

未払費用負債

支払利息費用

です。

 

定位置は、

未払費用右側

支払利息左側

です。

 

未払費用のプラス

支払利息のプラス

です。

 

支払利息(左側) 200円

・未払費用(右側) 200円

 

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基本的には

仕訳は期末にしか発生しません

ので、忘れることがあります。

注意して下さいね。

 

より具体的な勘定科目を

用いる事があります。

 

例えば「未収利息」や

「未払利息」など、です。

 

念のためご確認下さいね。

 

 

期末にやるべきこと!! part2

今回は

前払費用」、

前受収益

についてです。

 

ここで重要な言葉があります。

それは「期間損益」と言う言葉です。

 

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企業や個人事業主には

決められた期間があります。

 

好きな期間で常に適当に

区切られると、

その企業や個人事業主

経営状況財産状況

的確に比較・検討する事が

出来ないからです。

 

企業の場合は決算期というもを

決めています。

個人事業主の場合は

1/1~12/31と決められています。

 

そして、その期間における

収益と費用、資産と負債と純資産

を帳簿に記入し明確にする必要

が出てきます。

 

もし、この期間を超過した支払や

受入があった場合、決算期や

12/31において修正しなければ

なりません。

 

これが期間損益に対応した。

ということです。

 

この処理は必ず必要です。

 

 

よくある例としては、

某組合へ1年分の会費600円を現金払いした場合。

5月決算法人で4月~翌年3月までの

組合費だったとすると、4月、5月は

当期分ですが、6月以降は翌期分です。

①600×2/12=100

②600-100=500

に分けます。

 

そして

①は諸会費、②は前払費用

として整理します。

 

それぞれの定位置は、

諸会費費用なので左側

前払費用資産なので左側

です。

 

①諸会費(左側) 100円 / 現金(反左側) 100円

②前払費用(左側) 500円 /現金(反左側) 500円

もしくは

①諸会費(左側) 600円 / 現金(反左側) 600円

②前払費用(左側) 500円 / 諸会費(反左側) 500円

 

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逆に、

会費1年分を現金で受け入れた場合。

金額等は上述と同じとして、

③600×2/12=100

④600-100=500

に分けます。

 

そして

③は売上(雑収入)

④は前受収益

として整理します。

 

それぞれの定位置は、

売上(雑収入)収益なので右側

前受収益負債なので右側

です。

 

③現金(左側) 100円 / 売上(雑収入)(右側) 100円

④現金(左側) 500円 / 前受収益(右側) 500円

もしくは

③現金(左側) 600円 / 売上(雑収入)(右側) 600円

④売上(雑収入) 500円 / 前受収益(右側) 500円 

 

また

前払費用前受収益

前払保険料前受家賃などと

分かり易い科目に置き換える

場合があります。

 

これについては、各人で確認して下さいね。

実務上も良く整理する科目です。

実践に対応できるよう学習しましょうね。