5つの要素(引き出し)にご注意!!
簿記と言うものは、
会社や個人事業主が日々、
商品を販売したり、サービスを提供したりした
取引を帳簿に記録する作業を言います。
その取引を数字と単語(勘定科目)で
記録する手段が「仕訳」です。
簿記を制覇するには、
この仕訳が出来なければなりません。
理解するのが難しいのですが、
私も始めはそうでした。
しかしながら、
勘定科目には定位置があることを知ってからは、
右側か左側かの区別が
簡単に付くことが出来る様になりました。
勘定科目と定位置を理解してしまえば、
本番中に緊張して暗記した仕訳を忘れても
絶対に対応可能です。
勘定科目には5つの要素があります。
いわゆる「引き出し」みたいなものです。
順番に
資産・負債・純資産・収益・費用 です。
勘定科目は、
この要素(引き出し)の中に分類されます。
資産・費用は左側、負債・純資産・収益は右側
が定位置です。
初めにこの場所を理解すると
仕訳がスムーズに出来る様になります。
例えば、
1個10円の商品を10個現金で販売した場合の仕訳は、
現金(左側) 100円 / 売上(右側) 100円
となります。
現金は資産、売上は収益の
要素(引き出し)に属しています。
それぞれの要素が
プラスになる場合は、
その定位置の金額が
増加します。
逆に、
販売した商品のうち5個返品があった場合の仕訳は
売上(反右側) 50円 / 現金(反左側) 50円
となります。
先ほどとは違い現金も売上も
共にマイナスになるので
定位置の反対側に持ってきます。
定位置が左側の場合は右側へ、
右側の場合は左側へです。
これを反対仕訳と言います。
打消しになります。
5つの要素(引き出し)、
資産・負債・純資産・収益・費用
が右側か左側の位置と
引き出しの中に所属している
勘定科目も確認して下さい。
勘定科目は仕訳を日々繰り返し行う事
で自然に覚えていきます。
まれに解りずらいものがありますが、
そのような勘定科目は
特に注意すれば大丈夫でしょう。