「現金」・「預金」こそ 基本!!

前回からの続きで「お金」についてです。
「お金」とは

「現金」と「預金」の事を言います。

さらに

  「現金」は現金

      と「小口現金」、

  「預金」は「普通預金」、

       「定期預金」、

       「当座預金」、

       「当座借越

に区別します。

これらは、

全て「資産」という

引き出しの中にあるものです。

つまり「左側」が定位置です。

取引により増加する場合は左側に、

減少する場合には右側にきます。

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例えば、

商品を100円で販売しました。

代金を現金で貰いました。

 

この時の仕訳は、

資産(左側)である現金が増え、

収益(右側)である売上が増えるため、

「現金」も「売上」も定位置です。

 

現金(左側) 100円 

/ 売上(右側) 100円

 

代金を普通預金

振込んで貰った場合の仕訳は

普通預金(左側) 100円 

/ 売上(右側) 100円

 

代金を約束手形

貰った場合の仕訳は

当座預金(左側) 100円 

/ 売上(右側) 100円

 

ここまで大丈夫でしょうか。

基本中の基本ですので

迷っているようでは困ります。

実務上、

毎日の取引で発生するものなので

シッカリと覚えて下さい。

 

今度は、

100円の商品を仕入れ、現金で支払ました。

この時の仕訳は

費用(左側)である仕入が増え、

資産(左側)である現金が減るため、

仕入」は定位置ですが、

「現金」は反対側にきます。

仕入(左側) 100円 

/ 現金(反左側) 100円

 

普通預金から支払った場合の仕訳は、

仕入(左側) 100円 

/ 普通預金(反左側) 100円

当座預金から支払った場合の仕訳は、

仕入(左側) 100円 

/ 当座預金(反左側) 100円

 

ここまでは初歩ちゅうの初歩です。

少しでも不安がある場合には

復習をシッカリとして下さい。

 

次回は、

実務上は当たり前のことなのですが、

試験においては例外的な部分

について触れます。